儲かる人と儲からない人との違いは相場に対する考え方です。

また儲かる人になるには損失を減らして利益を増やすことです。

あまりにも当たり前なことなのですが、このことを真剣に考えて実践している人は少数なのです。本当に理解できた人だけが勝者となります。

勝者が１割と言われている相場の世界で勝ち組に入る為にはもっと真剣に「損失を減らして利益を増やす」を考えなければなりません。

そのためにはまず、「損失を減らす」ことから取り組んでみてください。

徹底的に損失を減らす事を考えてみてください。その上で利益を増やす事に取り組みます。

意外なことに多くの方は損失を出す事に寛容です。

自分のルールにないエントリーをしたり、損切りすることをためらったり、本来は利食いになるエントリーなのにさらに大きな利食いをしようと欲張り結局損切りになったりします。

そして、負けた理由をマーケットのせいにし、今回は運が悪かったなどと言い訳をして責任逃れをするのです。

「損失を減らして、利益を増やす」ことで大事なことは、まず運用するルール作りです。エントリーとイグジットの両方ではっきりしたルール作りをすることが必要です。

まずはエントリーポイントを真剣に考えることから始めます。

負ける人のエントリーは自分の気分で行うことが多いようです。

エントリーの基準というものが無いのです。逆に儲かる人のエントリーには、明確な基準があります。

そのようなエントリーは損失よりも利益になる可能性が高くなります。

そして損失になっても小額ですむのです。リスクは取らなければいけませんが、リターンが大きいポイントでリスクを取るのです。

小さなリターンしか望めないポイントでリスクを取ってはいけないのです。

負ける人は、勝っている人よりもエントリーをする基準が甘いのです。

今までよりもエントリー基準を厳しくすると、１日の売買数が極端に減ります。何十回ものエントリーはできなくなります。

自分で過剰売買だと思う人、その日のトレードが負けている場合に最後の勝負で損失を取り返そうとする人、逆にエントリーするのを躊躇する人等は、今一度自分の基準を見つめなおしリスクが最小限になるポイントについて考えてみてください。

エントリーと同様にイグジットも大切です。

イグジットでは、まず損失を減らす事から始めて見ましょう。

エントリーをしたのだけれど株価の動きがおかしいとおもったら１ティックの利益や同値でも逃げることをしてみましょう。

そして玉操作や分割売買で極力損失を減らすようにしましょう。

上昇トレンドにおける押し目から反発になったタイミングでエントリーしているのに15分も30分経っても利食いにならないようなら分割で逃げたり一旦全部返済したりしてみてください。

イグジットはエントリー以上に難しいと言われています。

エントリーは度胸、イグジットは技術と言われますね。

完璧な利食いや損切りはできないということを認識して、分割売買等の玉操作で利益を積み上げていきましょう。

また相場の動きが見えないときは、参加しないということも必要です。

私たち個人投資家は証券ディーラーとは違い、毎日参加する必要はありません。

自信があるときでも思うようにならないのが相場です。

相場の動きが見えない時にあいまいな基準で参加することは、他のトレーダーに「お金を差し上げます」と言っているのと同じです。

多くの訓練を重ねて技術を身につけましょう。

基本が出来たら次は実践です。実践を何度も繰り返し、自分だけの売買基準を作り上げていきます。

これは理論だけでは身につきません。

また一朝一夕で身に付くものでもありません。

何ヶ月も繰り返し実践していきます。第1章にあったように相場日誌をつけて、自己分析もあわせてやっていきましょう。

そして自分にあう時間軸や売買ルールを探していきます。

負ける人には「自分に甘い」「言い訳をして実践しない」「人のせいにする」という特徴があります。

「自分は絶対に儲かる人になるんだ」という強い信念を持って考えそして行動し自分の投資法を見直し、儲かっている人と負けている人の違いを真剣に考えてください。

まずは、多くの本やブログで学んだ投資法を真似してみて、さらに自分の投資法を作り上げていってください。

必ずトレードする事が楽しみになって実力もつき利益も膨らむ。

そんなトレーダーになる日がやってきますよ。





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